ムーチー（鬼餅）
2012 1月 5 木曜日 
こんにちは
沖縄スタッフ知念です
今年も数日が過ぎてしまいました。あっという間ですね。
ところで、皆さんはどのように新年を迎えましたか？
沖縄は元旦とムーチー（鬼餅）の日が重なりました。
ムーチーとは月桃の葉で包んで蒸した餅のことで
旧暦の12月8日に仏壇にお供えし、家族の健康を祈り厄払いをします。
子供のいる家庭ではその子の歳の数だけを軒下に紐で縛って吊るし、少しずつ食べたりもします。
また、赤ちゃんが初めて迎えるムーチーの日を「初ムーチー」と言い、
親戚や近所に配る慣わしもあります。
長男嫁の私は主人の実家で大量のムーチーを作ることになりました。
今回は普通の白のムーチーと紅イモの粉を混ぜて作る紫のムーチーを作りました。
ちびっ子達もエプロンをしてお手伝い（？）
前日に月桃の葉をお父さんが100枚近く取って来てくれましたが、
結局、足りなくてまた取りに行ってくれました
昔ながらの大きな鍋で何回も蒸し・・・半日・・・
周りは月桃の葉の香りで包まれました。
ムーチーを蒸した後の蒸し汁は、屋敷の四隅にかけて回ります。
それは「マジムンを追い払うから」ということでした。
※マジムン・・・魔物、妖怪、化け物
ムーチーと言えば・・・「ムーチービーサ（鬼餅寒）」という言葉があります。
冬でも暖かい沖縄ですが、なぜか毎年その日は寒くなります。
冬を告げる風物詩でもあるんです。
昔の人は本当によく考えたものですよね。
今年も勿論寒かったです。
月桃の葉の香りが分からない方は、フェイスマスク（月桃の香り）で沖縄を感じてください。
マジムンも追い払えるかしら
琉球美肌
を今年も宜しくお願いします。
また、スタッフブログも宜しくお願いします
